コロナ禍がもたらす「地元・地方志向」
優秀な人材確保のチャンスです!
- 2021.01.19
- 採用、求人募集情報
目次
他社の求人が少ない今が狙い目?
新型コロナウイルス感染拡大の影響が長期化し、求人市場は今後どのように進むのでしょうか。多くの企業では採用を控えて慎重になっています。そんななか「こんな時期だからこそ」と採用を強化している動きも出ています。ウィズコロナ時代となった今、これまでとは違う戦略に舵をきったことで、企業として不足している人材が認識されました。そこでこの局面にいち早く対応できるよう、「応募者数をやっと確保」から「適した人材を選り抜く」ことができるのは今だと、ポジティブに捉えているのです。
コロナ禍の失業者数と有効求人倍率
国内でコロナ感染者が確認され始めた2020年1月~3月時点では、完全失業者数は前年とほぼ変わらない状況でした。コロナ第1波と言われる4月になると前年2019年4月の166万人に比べ、12万人増の178万人に。政府による雇用調整助成金の補助などあったものの、状況の厳しさは変わることなく失業者は増え続けます。第2波の8月には200万人を超え、10月に214万人とピークに達しました。
有効求人倍率とは、求職者1人当たりに対して何件の求人があるのか示すものです。「求人数 ÷ 求職者数 = 有効求人倍率」という計算方法で求められています。9月まで連続で下がり続けますが、10月に上昇に転じました。(グラフは、完全失業者数・有効求人倍率とも季節調整値)
求職者側の目線から見ると就職することが難しい「就職難状態」ですが、企業側の目線から見ると求人への応募が増加し、「採用者を選びやすい状態」となります。
転職希望者の動き
当社の読者アンケートで、有職者に対し「現在、転職ついて考えていますか?」と質問したところ、29.3%が転職を検討していると回答しました(「すでに転職予定が決まっている」1.3%と「転職しようか迷っている」10.3%を含む)。厳しい状況のなか、約3割が転職を検討しているという結果になりました。
転職を検討している29.3%に「転職を考えたキッカケを教えてください。」と質問すると、「新型コロナの影響」と回答したのは11.6%でした。続けて、コロナの影響と回答した11.6%に「新型コロナの影響とは具体的にどんなことですか?」と質問しました。「自分の収入が減った」が56.7%で1番多く、次に「会社の将来が不安になった」が33.3%、「会社の業績不振」が28.0%となりました。
中広ハッピーメディア®2020年12月LINEアンケート「就職・転職」に関する意識調査より
中広ハッピーメディア®2020年12月LINEアンケート「就職・転職」に関する意識調査より
変化する「働く場所」
新型コロナウイルス感染拡大により、オンラインを活用した働き方が推奨され「テレワーク(リモートワーク)」が広まりました。この1年で「働く場所」に対する概念が大きく変わり、ついには環境省が「ワーケーション(※1)」の普及に向けて支援する動きにまで発展しています。
首都圏にこだわる理由がなくなった、 家族のいる地元に戻りたい、ワークライフバランスを見直したいなど理由はさまざまですが、ウィズコロナとなった今、地元・地方での就職・転職に注目が集まっています。
(※1)ワーケーション… Work(仕事)とVacation(休暇)の合成語。観光地やリゾート地でテレワーク(リモートワーク)を活用し、働きながら休暇をとる過ごし方
総合転職エージェントの株式会社ワークポート(所在地:東京都品川区、代表取締役社長 CEO:田村高広)は、全国の転職希望者800人を対象に、【地方への転職】についてアンケート調査を行いました。
地方(他都道府県)への転職に関してはどの程度興味を持たれているのでしょうか。全国の転職希望者(20代~40代の男女)に調査を行いました。
対象者に地方(他都道府県)への転職に興味があるかの問いに対し、「興味があり、検討中」と回答した人が26.9 %、「興味があり、いずれしたいと思っている」と回答した人が15.8%、「興味はないが、いつかはするかもしれない」と回答した人が26.8%、「興味はないし、今後も検討することはない」と回答した人が30.6%となりました。この結果から42.7%の人が地方への転職に興味を持っていて、いずれしたいと考えていることがわかりました。さらに現在は興味がないものの、いずれ検討するかもしれないという可能性をはらんだ人も含めると、約7割もの人の中に地方への転職の選択肢があるとみてもよいのではないでしょうか。
出典:株式会社ワークポート
転職先を探す際に優先するポイント
「勤務地(地元)」が約47%
当社の読者アンケートで、先述した転職希望者に対し「転職先を探す際、優先するポイントを3つ教えてください。」と質問しました。「給与・年収」の回答が63.3%で1番多く、次いで「勤務地(地元)」が46.7%で第2位という結果になりました。
また、専業主婦・主夫と無職の就職希望者に対しても同様の質問をしたところ「勤務地(地元)」が55.4%で、第1位となりました。
中広ハッピーメディア®2020年12月LINEアンケート「就職・転職」に関する意識調査より
中広ハッピーメディア®2020年12月LINEアンケート「就職・転職」に関する意識調査より
採用の手を緩めない企業がある
多くの企業は新型コロナの影響を受けています。しかしウィズコロナ時代を勝ち抜くために、新しい試みを進めるべく経験豊富な中途採用を増やす企業や、地元地域発展のために積極的に採用を進める企業があります。優秀な人材を掴むチャンスと捉えているのです。思い返せば企業にとって人手不足はコロナ前から抱えていた問題です。今は優秀な人材が地元・地方での転職に興味をもち、積極的に情報収集をしていますので、この流れをチャンスと捉え人材確保にはとても良いタイミングと言えます。
ご近所の20~40代に読まれる媒体
ハッピーメディア®『地域みっちゃく生活情報誌®』
『地域みっちゃく生活情報誌®』では毎月必ず求人ページを掲載しています。地元で仕事を探す読者に対してダイレクトにアプローチすることが可能です。WEBの求人広告は出稿量が多く自社の求人情報が埋もれてしまうため、採用に至るまで長期的に求人を出稿し続ける必要があります。
高校生や大学生は、これまで給与の高さをもっとも重視していましたがコロナ禍をきっかけに地元志向へ転じ、壮年期もまたワークライフバランスを改めて見直すきっかけとなり「地元での転職」の優先順位が上がりました。主婦層はこれまでと同様に勤務地は自宅から近いことが条件ですが、コロナによってパートナーの収入だけでは将来が不安になり、働きに出る意欲がより一層強まりました。
『地域みっちゃく生活情報誌®』は、“ご近所広告”に最適です。読者層も、転職・就職に興味をもつ世代と重なります。また、情報誌の保存率はチラシの5倍で1カ月以上保存している読者が67.5%と高いのが特徴です。(中広ハッピーメディア®LINEアンケート調べにより、折り込みチラシを1カ月以上保存すると回答した11.9%に対するもの)
ハッピーメディア®『地域みっちゃく生活情報誌®』の求人広告
『地域みっちゃく生活情報誌®』の求人広告は、発行エリアに絞り込んで狭域に求人広告を掲載できるため、求職者とのマッチングや短期間の求人で人材を確保できると評判です。求人広告の掲載については、募集項目や掲載の原稿方法等も営業担当と相談ができます。他社の求人がまだ少なく、買い手市場であるこのタイミングを捉えて優秀な人材を確保しましょう!
求人募集をご検討の際には『地域みっちゃく生活情報誌®』をぜひ、ご検討下さい。
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