家計調査で判明！
習い事費用がコロナ前を超える！？

家計調査からみる習い事に関する意識

春は新生活や進級、心機一転、新しいことを始めたい意欲が湧くことから、習い事をスタートしやすい時期です。コロナ禍により自粛ムードが続くなか「習い事」に対する意識はどのように変化しているのでしょうか。
総務省統計局が行う家計調査から補修教育費を見てみましょう。

ひと月あたりの予算が2019年比7.5％UP！
習い事が学校休校などの影響を補う役割に

習い事の支出額はコロナが流行りだす2019年に一度落ち込んだものの翌年2020年から徐々に持ち直していき2021年にはコロナ前の2018年を超えました。
感染拡大の影響で休校やオンライン授業になったり外出の機会も大幅に減ったことで、コロナ禍前と変わってしまった学校授業を習い事で補った結果、費用が上がった可能性があります。
さらに子どもの感染は重症化する割合が低いこと、外出の機会が減ったぶん運動不足解消や経験値を高めてあげたいという親心なども回復材料になったとみられます。

【子ども編】75％以上の小学生が習い事をしている

学研教育総合研究所の2021年度「小学生の日常生活・学習に関する調査」によると全体で75.2％の小学生が習い事をしています。
習い事の上位5つは次のとおりです。

Q.　現在行っている習い事はありますか。（複数回答可）

1位　水泳　25.7％
2位　受験のための塾・学校の補習のための塾　18.7％
3位　通信教育　15.3％
4位　英語塾・英会話教室　14.3％
5位　音楽教室　13.3％

学研教育総合研究所は、2020年度から小学生でプログラミング教育が必修となったことや、「将来つきたい職業」調査で「YouTuber」の人気が高いことを考慮し、「プログラミング・ロボット教室」、「プログラミング・動画制作以外のPCスキル」、「動画制作・編集」の項目に着目したものの、合わせて2.8％と低くとどまった。しかしながらこれらのIT関連の習い事は毎年微増傾向にあり、「将来つきたい職業(全体ランキング)」の2位がYouTuberであることからも、この分野はこれからさらに伸びていく可能性が考えられる。と分析しています。

参考：学研教育総合研究所（Gakken）「小学生白書」（2021年8月調査）

【大人編】コロナで習い事を休止した女性の約80％が再開を望む

全研本社株式会社が、新型コロナウイルス拡大後に習い事を休止した女性102人を対象に「コロナ禍の習い事に関する調査」を行いました。

Q.　いずれかのタイミングで習い事を始めたいと思いますか。

「かなりそう思う40.1％」と「ややそう思う42.2％」を合わせると約8割が再開を望んでいることがわかりました。
続いて「いつ頃から習い事を再開したいと思いますか。」という質問に対し、「新型コロナが落ち着いた後」が40.5%、「緊急事態宣言が明けた後」が21.4%という回答でした。また、上記以外のタイミングでいつ頃から再開したいかには「コロナが完全に落ち着いた頃」や「コロナワクチンを8割以上接種完了した頃」などの回答が寄せられました。

参考：全研本社株式会社

結論。この春が再開のタイミング！

コロナ禍も3年目となり、この2年間立ち向かい模索し続けてきたことで、コロナと向き合いながら経済活動を進める「ウィズコロナ」の考えが事業者、消費者ともに定着しました。コロナ禍で多くの新しいサービスが生まれ、 かつて「新しい生活様式」と呼ばれた日常は、もう私たちの日常となり、この生活の中でいかに充実させるかへシフトしています。
先ほどのアンケートで習い事を再開する目安を「コロナワクチンを8割以上接種完了した頃」と回答した人がいましたが、ワクチンも全体の8割が2回目を終えており、着々と3回目が進んでいます。
まさにこの春、好タイミングが揃うため多くの人が動き出すでしょう。

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いま、習い事の再開や新しく始めたいと考えている地元消費者に、貴社の情報をくまなくお届けして、しっかり反響を出します！

休校やリモート授業、リモートワークなど生活スタイルが変わったことで不安ばかり感じていた時期は終わり、どのように今の生活を満たすかという方向に切り替わりました。習い事の予算が上がったことは、まさにそれを現しています。
春という季節も相まって、新しいことを始める絶好のタイミング。
これを逃さないようにアプローチしていきましょう！